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市長記者会見「岩国市まちづくり実施計画(平成26~28年度)について ほか」(平成25年12月27日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月27日更新
  • 日時 平成25年12月27日11時30分~
  • 場所 議会会議室
  • 担当課 秘書広報課広報班

市長 本日は「まちづくり実施計画」についてお話をさせていただきます。この「まちづくり実施計画」は、岩国市の総合計画に基づき、向こう3年間の投資政策的事業を効果的に実施していくために策定するものです。今回の計画に計上している事業は、あくまで現時点での予定の事業であり、向こう3年間に実施する事業がこれですべてというわけではありません。また計画に計上された事業費や実施年度についても、予算編成過程において再度精査をされますし、毎年度の財政状況等をにらみながら計画の見直しを行っていきますので、確定的なものではないということをまず、お断りさせていただきます。
 次に計画策定にあたっての考え方等についてご説明させていただきます。基本的な考え方や重点施策は、お手元の資料の1ページ目に掲げている通りであり、重点施策については昨年度から変更していませんが、今年の施政方針でも申し上げました、夢をかたちにしていくための5つの基本方針を重点施策とし、事業の選定を行っています。この事業の選定にあたっては、依然、厳しい財政状況であることを踏まえ、重要、緊急度及び事業効果等を考慮して事業の絞り込みを行い、特別会計分を含めると254の事業を計上しております。
 また、計画の策定にあたっては「まちづくり実施計画」が「岩国市総合計画」に基づくものであることから、総合計画の基本構想で定めております6つの基本目標ごとに事業を分類し、3ページ以降に個々の事業を掲げています。主な事業については、お手元に配布している資料のとおりですので、個々の事業の説明は省略させていただきます。
 なお33ページから36ページまでについては、再編関連特別事業を一覧にして再掲しているものです。
 以上、策定の考え方等について簡単ではありますが説明させていただきましたが、この計画は、本市の総合計画に掲げる施策目標を実現するための具体的な実施計画ですので、しっかりと財源を確保しながら、着実に進めていきたいと考えております。
なお新年度予算につきましては、来年2月下旬に発表したいと考えております。
 以上で私からは終わります。

記者 たくさんの計画がある中で、特に目玉の事業は。

市長 どれも重要な事業です。そういった中で、重点施策ごとに挙げるとすれば「安心・安全・災害に強いまちづくり」のところでは、防災行政無線の整備事業や防災センターの整備事業、市道中津町45号線といった回路事業、自然災害等から市民の生命・財産を守るための事業を中心に挙げております。
 2つ目の項目「子育てと教育を応援するまちづくり」では、県内では初めてとなるおたふく風邪の予防ワクチン接種を助成する、子どもを守る予防接種事業を新たに掲載しています。この他、学校空調設備の整備事業や玖珂小学校の校舎改築事業などを中心に挙げています。
 3つ目の「支え合い、地域で安心して暮らせるまちづくり」では、新たに地域おこし協力隊派遣事業や看護学生の入学金等貸付事業等を採用しています。いわゆる中山間地域の活性化なり医療体制の充実を中心に挙げさせていただいております。
 4つ目の「地域の歴史・文化や伝統をいかした地域振興のまちづくり」では、仮称ですが、横山シロヘビ資料館の整備事業、また新たにオオサンショウウオの生息状況等の調査事業などを掲載し、文化財の保存などといった各種事業を挙げています。
 最後に「未来に希望と魅力を感じるまちづくり」では、新岩国駅のバリアフリー化への支援、岩国駅、道路網など都市基盤の整備、錦帯橋空港の利用促進や観光基本計画の策定を挙げています。
 その他の事業としては、新たなごみ焼却施設の建設。挙げるとすればこういった項目かと思います。

記者 普天間の移設に関して、今日午後にでも仲井真知事が辺野古の埋立ての承認を正式に表明することについての市長の受け止めは。
 また、空中給油機の移駐に関して、これまでずっと普天間の移設の見通しが立たないうちの移設は認められないということでしたが、今日、仲井真知事が辺野古の埋立ての承認をすれば、それをもってこれまでの市の前提条件がクリアされたと認識されるのかどうか。

市長 午後にも沖縄の知事が、正式に記者会見等をされるということは聞いています。今回の沖縄の知事のご判断について私がコメントする立場ではないと思っていますが、沖縄においてもさまざまな意見がある中で、普天間基地の全面移転に向けて、いわゆる現実的な判断をされたものと思っています。また、苦渋のご決断だったとも思います。政府におかれては、今回の承認のご判断をしっかり受け止めて、普天間基地の一日でも早い全面返還の実現に向けてより一層努力してもらいたいと考えています。
 また、その見通しが立ったのかどうかについては、以前、議会等でも質問がありましたが、移設に向けた詳細なスケジュールについてはまだわかっていません。しかし移設場所については地元の了解をもとに、一定の方向性が示されたと思っています。今回、先行移駐であるかどうかの議論ですが、今回、移設場所が決まったということですので、私とすれば今後、先行移駐になるかならないかといった議論そのものについては収束するものと思います。

記者 先行移駐の議論そのものが収束するということは、先行移駐には当たらないという状態になると。

市長 これまで市とすれば、普天間の見通しと諸条件ということを精査していただくと、地元の見通し、スケジュールや場所等が地元の了解をもとに決定されたという状況を指しておりました。今回、まだスケジュールや詳細については把握しておりませんが、場所等については方向性が出るかと思っていますので、そういったことになると、先行移駐であるかどうかの議論も今後収束していくだろうと思っています。6月・9月と受けてはいますが。

記者 1年間市政を舵取りされて、いかがでしたか。

市長 確か、昨年のこの頃に今年1年できれば穏やかな年であれば良いなとお話した記憶がありますが、今年1年も基地問題、空港の開港をはじめ、いろいろな事案がありまして、途切れることなく皆さんにいろいろな情報やニュース等を提供できたかと思います。今後も、新しいまちづくりもこれから目に見えて進んで参りますし、基地問題についても、市民の安心・安全対策、地域振興等についても、しっかり国と協議を重ね、安心・安全、そして笑顔の溢れるまちづくりをしていきたいという思いも新たにしているところです。 これからも、ぜひ皆さんにもいろいろなご支援・ご協力を賜りたいと、来年も思っています。また、マスコミ各社におかれても、今年1年大変お疲れだったと思います。ご協力をいただきまして、この場をお借りし、感謝申し上げます。ありがとうございました。

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