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市長記者会見「『岩国駅自由通路新設等工事の施行に関する協定書』の締結(仮協定)について」(平成26年1月31日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月31日更新
  • 日時 平成26年1月31日14時00分~
  • 場所 市役所51・52会議室(5階)
  • 担当課 秘書広報課広報班

市長 本日は「岩国駅周辺整備事業」に係る仮協定書の締結についてお話をさせていただきたいと思います。市では、東西自由通路や東西駅前広場の整備、岩国駅のバリアフリー化等から成る「岩国駅周辺整備事業」のうち、西日本旅客鉄道株式会社と関連のある事業につきまして、昨年9月25日に同社と「基本合意書」を締結したところですが、これを受けまして、去る1月27日に同社と、自由通路新設等工事の施行に関する仮協定書を締結いたしました。
 これは、東西自由通路・地下通路出入口・西口駐輪場連絡通路・岩国市スペースの工事等の工程や費用、負担、公平性・透明性の確保に関する事項等について、同社と岩国市が合意した内容を取り決めたものでございます。
 この仮協定の内容のうち市議会の議決を要する事項につきましては、岩国市議会3月定例会に契約議案としてお諮りする予定でして、可決いただきましたときに、仮協定が本協定として成立する運びとなるものです。
概算工事費の総額は、約32億円で、工程といたしましては、協定締結の平成25年度から、東西自由通路の供用開始後の西口駐輪場連絡通路の新設工事等を含めまして、平成31年度までとなっております。
なお、岩国駅橋上駅舎化工事の施行に関する協定につきましては、市の負担が、市議会の議決を要しない補償費の支払いでありますことから、仮協定の締結は行わず、今回の仮協定が本協定となる日に別途、同社と協定を締結する予定です。
 市といたしましては、永らく協議を続けてまいりました自由通路や駅舎バリアフリー化等の事業がいよいよ実現することとなり、大変感慨深い思いでありますと同時に、ご支援、ご協力いただいた関係各方面の皆様方に心から感謝いたしておるところです。
今後におきましては、1日も早い完成を目指して、引き続き尽力してまいりたいと考えております。
 私の方からは以上です。

記者 先程の仮協定が議決後に本協定になるということですか?

市長 そうですね。今回あくまでも仮協定でありますから。

記者 駅舎も議会の議決の日に本協定を結ぶのですか?

部長 今の予定で参りますと、議会の議決が3月下旬になるかと思いますけど、その日をもって協定を締結して参りたいと考えています。

記者 議会の議決の後に締結するのか?

部長 そうですね。調整しないといけないところがありますので、議決の日、あるいは次の日というかたちになると思いますけど、おそらく議決日に合わせてというかたちで協定を結ぶと思います。

記者 西日本旅客鉄道(株)が岩国市に調印式といった形で来られるのか?

部長 双方、公印を持ち出すわけには行きませんので、協定の締結自体は事務的手続きになるかと思います。

市長 3月議会が終わって速やかに、協定ができるように、双方で調整をさせていただきたいと思います。

記者 今回の協定には、駅前広場は入ってないのか?

部長 入っていません。

記者 橋上駅舎化はどのくらいお金がかかって、市はどのくらい補償として払うのか。西口と東口の駅前広場の整備は、どのくらいお金がかかるのか。全体事業費はどのくらいか。

部長 従前から全体事業費については、80から90億円と申し上げていますが、概ね現段階で申し上げますと、全体的な費用といたしましては約90億円程度になるのかなと思います。これは東西の駅前広場等実施設計が行われていない段階であるため、あくまで概ねの額であります。そのうち、自由通路等工事に約32億円ということでご案内させていただいています。橋上駅舎化につきましては、現時点では、西日本旅客鉄道(株)の負担も含めて約33億円の範囲内になるのかなと思います。

記者 約33億円とはどちらが負担するのか?

部長 駅舎橋上化の全体事業費です。

記者 西日本旅客鉄道(株)の負担は?

部長 橋上駅舎化につきましては、西日本旅客鉄道(株)の負担は約1.5億円です。これは12月議会の債務負担行為の上程のときにご案内させていただいたのではないかと思います。従いまして、想定される部分から差し引きをしていただきますと、その部分が残りの東西の駅前広場の整備等の費用になるかと思っているところです。これはあくまでも現段階でということです。

記者 完成はいつか?

部長 東西自由通路、橋上駅舎につきましては29年度の完成を目指しています。この度の協定には記載されていませんが、双方同じような認識を持って取り組んでいます。その後に、地下通路の出入口あるいは、西口駐輪場連絡通路等ありますので、それを含めて31年度の工程ということです。

記者 広場の方も31年度の完成ということですか?

部長 東西自由通路の工事が進まないと着手できない面もあり、完成は31年、32年度頃になると考えています。

市長 工事車両も入りますし、資材置き場も確保しないといけませんので、まず駅舎と自由通路、これを29年度の完成を目指して、その後広場の整備に移るということです。
自由通路等の工事の細かい内訳は、自由通路が約23億8千万円、地下通路出入口等の整備が約5億3千万円、西口駐輪場連絡通路が約2億3千万円、岩国市スペースが約5千万円、合わせて約31億9千万円です。

記者 昨日の岩国基地議連の連絡協議会総会で、畑原会長及び小松理事も例の新しい交付金制度みたいなものに明るい見通しが出ているとありましたと、かねてより岩国の地域振興策に資するために基地周辺の何らかの財政支援をしてほしいということを市も要望されている、足並みをそろえてされるのですが、市長としてはそういった交付金制度が補助率のかさ上げなのか、あるいは全く自由に使える交付金として入ってくるものなのか、あるいはこちらから事業をあげて、それを沖縄の北部振興のように採択してある程度、年間100億ですか、まとめる公共事業、非公共の交付金、どういった交付金、どういった制度になったら使いやすいかなと。そういったイメージがあれば教えていただきたい。

市長 イメージですか。まず既存の制度として再編交付金なり基地交付金なりありますけど、こちらの方は従来から再編交付金であれば、その増額あるいは期限の延長等を要望していますし、基地交付金であれば、そもそも性格が固定資産税に見合うだけ充分ではありませんので、その辺の増額についても求めています。今回、基地議連と一緒になって新たな制度ということで、国の方にも要請をしていますが、岩国だけではなくて、和木、周防大島町長さんも来られていましたけど、そういった広域の事業等につきましては、いわゆる県事業等につきましてはなかなか独自の既存の制度がないわけですから、いろいろな交付金事業・補助事業を含めて、その辺も新設していただけたら非常にありがたいなという思いはあります。いずれにしても、各基礎自治体が、使い勝手の良い制度というものがこれから仮に新設されるとなれば、しっかりと我々の意見も組み入れた新しい制度をもちろん作っていただきたいと思っています。いわゆる自由に裁量権といいますか、そのへんは自治体に委ねるといいますか、そういったのが一番ありがたいなと思います。また公益事業に使えるような。

記者 2つのイメージがあるということで、ある程度自治体の裁量権にある程度任せるような、それが理想、わかります。

記者 知事選の告示がもうすぐなのですが、既に村岡さんとお会いしているようですが、市長としては告示後どういう立場で知事選に臨まれますか?

市長 どういう立場と申しますか、岩国市長として市の抱える懸案事項なり中山間地域の振興、県にいろいろな要望をさせていただいていますが、そういったことをしっかりと市の問題意識等、共通の認識を持ってその解決に取り組んでいただけるような方に、しっかりと我々としてもなってもらいたいという思いがあります。村岡嗣政さんともいろいろな機会でお話させていただいています。とりわけ、この基地等の問題についても、そんな多くの時間はありませんでしたが、意見交換をさせていただいていますので、非常に共通の思いを抱いてこれからやっていける方だと確信しています。

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