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合流式下水道とは

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月4日更新

下水道の排除方式には、合流式と分流式があります。
下水には、家庭などから排水される汚水と雨水がありますが、汚水と雨水を同一の管路を用いて排除する方式を合流式下水道といい、汚水と雨水を別々の管路で集水する方式は分流式下水道といいます。
合流式下水道は、早くから下水道事業に取り組んできた大都市を中心に採用されました。

合流式下水道と分流式下水道についてのイラスト

合流式下水道の区域

一文字処理区全体計画区域906.5ヘクタールのうち、岩国駅を中心とした349.2ヘクタール(下図で緑色に塗られた区域)が合流式下水道の区域に該当します。

一文字処理区の概要の画像

合流式下水道の現状と課題

合流式下水道は、管路施設の建設が容易な反面、一定量以上の降雨時に下水の一部が未処理のまま川や海などに排出され、水質汚濁や悪臭の発生、公衆衛生上の観点などから、近年大きな問題となっています。
この課題に対して国は、平成15年度に下水道法施行令を改正し、処理区域面積が大きい場合を除き、平成25年度までに改善対策を完了することを義務付けています。

<国が定めた改善目標>

  1. 汚濁負荷量の削減
    分流式下水道と置き換えた場合に排出する汚濁負荷量と同程度以下となること。
  2. 公衆衛生上の安全確保
    すべての雨水吐において未処理放流水の放流回数を半減させること。
  3. きょう雑物の削減
    すべての雨水吐できょう雑物の流出を極力防止すること。

未処理放流のイメージ画像