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基地政策の基本姿勢

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月2日更新
 岩国市は、米軍基地が所在する自治体として、これまで国の安全保障政策を尊重し、基地の安定的な運用には協力してきており、その運用に当たっては、住民が安心して安全に暮らせる環境を確保されるよう、国及び米軍に対し引き続き細心かつ最大限の配慮を求めるものである。

 従って、基地機能が変更される際には、その影響により、周辺環境が現状より悪化することとなる場合及び十分な安心・安全対策が講じられると認められない場合には、これを容認できないという立場を基本姿勢として堅持する考えである。

 また、激しい騒音をもたらすFCLPについては、岩国基地での実施は容認できない。




FCLP(空母艦載機着艦訓練)・・・ Field Carrier Landing Practiceの略。空母艦載機着陸訓練には、昼間に行う昼間着艦訓練(DLP:Day Landing Practice)と夜間に行う夜間着艦訓練(NLP:Night Landing Practice)とがあり、どちらも航空母艦への着艦と同じ手順を踏むが、夜間における着艦技術が特に難しいことから、陸上着艦訓練は主に夜間に行われる。
夜間着艦訓練を行う時の騒音は最も激しく、その訓練の特殊性から他に類をみない激しい爆音を発生させ、基地周辺住民はもとより近隣町村へも家族団らん、受験勉強、睡眠、休養などにおいて多大な騒音障害を与える。