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空母艦載機の岩国飛行場への移駐について

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月23日更新

空母艦載機の岩国飛行場への移駐について

2017年6月23日

空母艦載機の岩国飛行場への移駐については、本年1月20日、国から具体的な移駐に係るスケジュールが示されたことから、各判断材料の達成状況・成果や、市民や議員の皆様のご意見などを踏まえ、総合的に判断し、6月市議会定例会の会期中に、市の方針を表明する旨、示してきたところです。
市においては、6月22日及び23日の2回、「岩国市政策戦略会議」を開き、私は、審念熟慮した結果、空母艦載機の移駐を「受け入れる」こととしました。
私には、米軍基地の所在する自治体の長として、住民の安心や安全を確保し、良好な生活環境を維持するという責務もあり、これを両立させるための最良の選択がどこにあるのか、葛藤し、苦悩しました。
空母艦載機の移駐については、市が是非にと誘致したものではありませんが、昨今の我が国の安全保障環境を考えると、多くの国民は、日米安全保障体制の下で、在日米軍と自衛隊の連携による抑止力の必要性を理解しているものと思います。
外交や防衛政策は国の専管事項ですが、私は、国との信頼関係を維持しながらも、市民の安心安全を守る立場として、時に、国や米軍と、毅然として向き合っていかなければならないとの思いを強くもっているところです。
空母艦載機の移駐は、和木町や周防大島町にも影響が及ぶことから、移駐後においても、両自治体や山口県と連携して取り組み、また、基地が存在する限り続く様々な課題に対しては、これからも市民の皆様の声に耳を傾け、議会のご意見を伺いながら、皆様の不安が少しでも解消されるよう、全力を傾注してまいる所存です。

市の方針を表明する福田良彦市長