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水道料金改定(平成25年5月検針分から)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月1日更新

水道施設の耐震化推進のために28年ぶりの改定

岩国市の水道事業は、錦川の清流をはじめ良質で豊かな水に恵まれ、おいしい水を全国的にも屈指の安い料金で供給を続けています。
しかしながら、水道施設の大半は昭和40~50年代に造られ、施設の経年化及び老朽化が進み更新の時期を迎えており、近い将来に高い確率で起こるとされる南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海連動型地震)のような大規模災害に備えた水道施設の耐震化が急がれています。このような中、水道施設耐震化10カ年計画を策定し、地震等の災害に対してより強い水道施設に造り直すことといたしました。この事業を推進するため平成25年5月1日検針分から水道料金を改定いたします。利用者の方々にはご負担をお掛けしますがご理解とご協力をお願いします。

水道施設耐震化10カ年計画

この計画は、平成25年度から10カ年で錦見配水池など18カ所の水道施設を39億円、配水管等を43億円かけて、耐震化、更新を行うものです。

円グラフ:耐震化率の現在と10年後
耐震化率円グラフ

料金改定の理由

岩国市水道事業は、運営に必要な経費を水道料金でまかなっている独立採算の事業です。
経営の改善として、職員の削減、業務の民間委託、高利率債の借換えなど経費削減に取組みながら耐震化を進めていましたが、更にスピードアップを図るため今回値上げすることとしました。

料金改定の基本方針

(1)将来に大きな負担を残さないため、料金改定により事業費の4分の1(年2億円程度)を確保し、借入金を年5億円までとする。
(2)耐震化計画期間中の10年間は、次の値上げを行なわない設定とする。(消費税率改定は除く)
(3)家計に大きな負担をかけないよう家庭用の値上げ幅は、1日10円、1カ月300円程度とする。
(4)病院、大型店舗、ホテルなど大口単価は、家庭用の小口単価に比べて平均2.5倍高いことから、地下水への転換を避けるため、大口の改定率は比較的小幅に留める。
(5)家庭用は、合併前の旧町水道料金や統合前の簡易水道料金よりも高くならないようにする。

料金改定の内容

(1)水道料金を平均14.6%値上げします。なお、今回小口使用者(家庭用)は平均23.3%、大口使用者は平均5.0%の改定で、一般家庭での料金改定は昭和60年以来28年ぶりです。
(2)今回の料金改定では基本水量制を廃止します。小口使用者(家庭用)については、水道普及と公衆衛生の向上のため、2カ月につき16立方メートルの基本水量を設定していましたが、逆に使用量が16立方メートルに満たない使用者と16立方メートル使用した使用者の料金が変わらないことに不公平感もあることから、基本水量制を廃止し、使用水量に応じた従量制に変更します。
なお、生活用水に対する配慮として、20立方メートルまでの使用水量に対する従量料金は1立方メートルあたり31.5円と低く抑えました。(従来は68.25円)