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平成27年度 施政方針

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月1日更新

 

はじめに

平成27年度の当初予算をはじめ、諸議案の審議に先立ちまして、施政方針を申し上げます。
昨年を振り返りますと、本市では8月のゲリラ豪雨により甚大な被害を受け、まずもって被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また、全国的に見ても御嶽山噴火による戦後最悪の噴火災害や、広島市北部での大規模な土砂災害など、未曽有の災害が発生したことは記憶に新しいところでございます。改めまして、災害に対する日頃の備えの大切さを痛感いたしますとともに、国・県と一体となって取り組み、一日も早い復旧を目指してまいります。
さて、平成27年度は、新たな総合計画に掲げた施策を展開していくスタートの年となります。総合計画では、子育て支援、産業・観光の振興、社会基盤整備、災害対策や基地対策、教育文化の向上、協働のまちづくりなど、誰もが安心して暮らし続けられる、魅力的なまちとなるよう、様々な施策を掲げております。あわせて、先般、まち・ひと・しごと創生法が施行され、これを受けて本市の人口ビジョンを踏まえた今後5か年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた地方版総合戦略を策定することとしております。
こうした、一つ一つの施策に着実に、スピード感を持って取り組み、岩国市の更なる飛躍に向けて全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 

 

米軍再編

それでは、本市の重要課題について申し上げます。
まず、「米軍再編」についてでございますが、昨年8月、米軍再編の日米ロードマップに掲げられた一つでありますKC-130空中給油機の普天間基地から岩国基地への移駐が完了しました。移駐完了後の状況といたしましては、騒音の状況に変化はなく、住民生活への影響はほとんどないものと認識しております。
私としましては、米軍再編に対しては、これまで現実的な対応を重ねてまいりましたが、騒音対策として住宅防音工事助成の拡充、愛宕山まちづくり基盤整備の進展など、一定の成果を引き出すことができたと考えております。
これまでも繰り返し申し上げておりますが、基地の運用に当たっては、住民が安心して安全に暮らせる環境が確保される、いわゆる安心・安全対策や、住民福祉の向上及び地域の発展に資する地域振興策の確実な実施が必要です。
今後も、安心・安全対策及び地域振興策に関する国との協議を通じて、市民の不安を一つ一つ払拭しながら、多くの市民が納得のできるような結果を出すことに最大限の努力を傾注し、その上で、地域の負担と協力に見合うだけの財政的支援を得られるよう国と交渉し、本市の長期的な発展が築かれるよう、より一層の努力をしてまいります。
現在、整備が進められております愛宕山用地の運動施設については、施設の実施設計が終わり、去る2月21日、市民会館において住民説明会が開催され、その場でも説明がありましたが、今年5月頃までに敷地造成工事が終了し、平成27年度から本体工事に着手する予定であるとのことでございます。
市といたしましては、愛宕山用地の運動施設を、市民が一日も早く利用できるよう、早期の完成を国に要望しているところであります。
もう一点、基地に関し、申し上げます。
今年度策定いたしました「岩国市総合計画」において、計画上、初めて「基地との共存」を掲げました。
昨年の12月市議会定例会でも申し上げたところではございますが、今後、「基地との共存」の下、教育・国際交流、観光振興、防災などの分野において、基地を活用した取組を積極的に進めてまいりたいと考えております。

 

災害対策

次に、災害対策について申し上げます。
先ほども申し上げましたが、昨年の8月6日、本市を襲った記録的な集中豪雨により大規模な災害が発生し、尊い人命が奪われ、建物の損壊や道路・河川の崩壊等、甚大な被害をもたらしました。
今回の豪雨災害を教訓に、市では避難勧告の判断基準の見直しを行い、今までより早い段階で避難勧告や避難指示を発令するように変更いたしました。
また、災害時や非常時の情報を迅速かつ確実に市民に伝えるため、引き続き防災行政無線の整備と防災メールへの加入を促進します。
さらに、自主防災組織と一緒に行う防災訓練等により、災害時の初動対応や防災関連機関との連携を強化し、被害の軽減に努めてまいります。

以上、2点の本市の抱える重要課題に対する基本的な考え方を申し上げましたが、ほかにも様々な課題がございます。私は、市長として、「新しいまちづくりの夢とビジョンを提示し、それに向かって行動していく」という信念を持って、市政運営を行ってまいります。

 

 

総合計画に掲げた6つの基本目標とそれを支える行政経営

それでは、新たな総合計画に掲げた6つの基本目標とそれを支える行政経営について、主な取組を申し上げます。

 

1子育てといきいきとした暮らしを応援するまち(福祉・健康)

一つ目は、「子育てといきいきとした暮らしを応援するまち」です。
【子育てするなら岩国で】
国の社会保障と税の一体改革の下、全ての子供たちの健やかな成長と全ての家庭が安心して子育てできる社会の実現を目指し、「子ども・子育て支援新制度」がいよいよ本年4月からスタートします。本市におきましても、新制度の円滑な施行に向け、特定教育・保育施設利用の際に給付事業を創設するとともに、放課後児童教室の整備・充実など、「安心して子供を産み育てることができる」まちづくりに取り組んでまいります。
また、妊娠から出産そして育児において、きめ細かな相談・助言など支援の充実を図り、全ての子供の健やかな成長を目指すとともに、予防接種の助成など、より充実した子育て支援を行ってまいります。
【高齢者の見守り体制の整備】
次に、高齢者の見守り・支えあい体制の強化として、認知症高齢者のはいかい等の見守り・発見・支援のためのネットワークづくりなど、関係機関・団体と連携を図り、地域の見守り・支えあい体制の整備・強化を図ります。また、民間事業者と「高齢者等見守り活動に関する協定」を締結し、全ての高齢者が安心して暮らすことができる環境づくりを推進します。
さらに、認知症高齢者対策として、認知症地域支援推進員の設置や、地域の認知症高齢者やその家族を支援する「認知症サポーター」を各地区で養成していくことで、認知症高齢者が安心して暮らし続けることができる地域づくりを推進します。
【高齢者の生きがいづくり】
本年10月には、「ねんりんピックおいでませ!山口2015」が県内全ての自治体で開催されます。本市では、玖珂総合公園におきまして、グラウンド・ゴルフ交流大会が開催され、全国から約70チーム、400人以上のプレーヤーが参加する予定であります。岩国市に来られる皆様に「来てよかった、また来たいね」と言っていただけるよう、精一杯のおもてなしをしたいと考えております。

 

2空港を軸とした活力ある産業と観光のまち(産業)

二つ目は、「空港を軸とした活力ある産業と観光のまち」です。
【空港の利活用と観光振興】
観光振興につきましては、現在、「明治維新」をテーマにした「やまぐち幕末ISHIN祭」に、全県的に取り組んでいるところです。
本市といたしましても、関連する観光資源のPRや充実を図り、観光客の誘致を積極的に展開したいと考えております。
また、訪れていただいた観光客の皆様に満足していただけるよう、無料Wi-Fiの整備や観光アプリの充実など、更なる利便性の向上に努めるとともに、リニューアルした観光ホームページやフェイスブックなど様々な媒体を利用し、本市の魅力を発信してまいります。
岩国錦帯橋空港の利用促進につきましては、開港以来、ビジネス客の安定的な利用などにより、搭乗者数は堅調に推移しております。今後は、首都圏からの観光客誘致を強化するとともに、新たに、市民の皆様への利用促進の取組を行い、利用者の増加を図ってまいります。
また、駐車場の拡充整備を推進するなど、目標としております年間搭乗者40万人の達成に向けて取り組んでまいります。
【企業立地】
次に、地域活性化の鍵を握る「雇用」と「所得」を生み出す原動力となる企業立地につきましては、岩国錦帯橋空港開港を契機に既に13社もの企業進出があり、着実な成果が上がっています。
引き続き、岩国錦帯橋空港をはじめとする、「陸・海・空」と高速交通を含む全ての交通施設がそろった山口県東部の拠点都市としての高いポテンシャルと、豊かで穏やかな自然に恵まれた地理的条件などを活かし、より多くの企業が本市に進出されるよう、私自らも精力的にトップセールスを行ってまいりたいと考えています。
【中心市街地活性化】
また、昨年10月17日には「岩国市中心市街地活性化基本計画」の認定を受けました。「県東部の中核都市にふさわしい『多くの人が集まり、楽しく暮らせるにぎわいのあるまちづくり』」を基本テーマに掲げ、平成32年3月までに、岩国駅の整備をはじめ、計画に掲載した52事業を実施するなどし、中心市街地ににぎわいを取り戻すため、官民一体となって取り組んでまいります。

 

3豊かな自然と充実した社会基盤により快適に暮らせるまち(生活環境)

三つ目は、「豊かな自然と充実した社会基盤により快適に暮らせるまち」です。
今年は、まちづくりの基盤整備に向け、具体的に形が作られていく年となります。
【岩国駅・新岩国駅の整備】
JR岩国駅のバリアフリー化、東西の地域をつなぐ自由通路の整備、東西駅前広場の再整備等を中心とした岩国駅周辺整備事業につきましては、平成26年度から行っている西日本旅客鉄道株式会社関連の施設の実施設計を引き続き行い、並行して、平成27年度内にはまず、仮駅舎等の整備を行います。東西自由通路、橋上駅舎等の本体工事につきましては、仮駅舎等の整備の進捗状況を見ながら、早期着手を図り、平成29年度内の供用開始を目指してまいりたいと考えています。
その後、地下通路出入口改修や西口駐輪場連絡通路、東口駐輪場の整備を行った上で、東西駅前広場の再整備に着手する予定でございます。
また、JR新岩国駅については、エレベーターの設置、スロープ、多機能トイレの改修等のバリアフリー化設備の整備事業に対し、県とともに支援を行っているところですが、引き続き、平成27年度内の完成に向け、支援を行ってまいります。
【愛宕山運動施設】
次に、現在、国が工事を進めている愛宕山用地の運動施設エリアにおきましては、市民が利用できる施設として、市民の皆様の要望を踏まえた、高校野球の公式試合ができる規模の野球場、インフィールドにサッカー場のある陸上競技場、日米文化交流に利用可能な和室や調理室を備えたコミュニティセンターなどを整備することが示されており、その完成時期は、平成29年頃になる見込みとなっております。
今後も、市民の皆様にとって各施設が利用しやすいものとなるよう、防衛省や在日米軍との調整を進め、多様な人と人とが交流できるまちづくりに取り組んでまいります。
【幹線道路ネットワーク】
岩国大竹道路、岩国南バイパスの南伸、岩国西バイパスなどの幹線道路ネットワークは、市内の地域と地域を、また、本市と周辺の都市をつなぐものであり、災害時には、市民の生命や生活を守る「命の道」となるとともに、岩国錦帯橋空港等の拠点へのアクセスの向上や企業立地の促進、交通渋滞の緩和等に寄与するものであるため、国や県に対し早期整備を強く要望し、着実に推し進めてまいります。
【ごみ焼却施設】
ごみ焼却施設につきましては、供用開始後20年以上が経過しており、施設の更新が喫緊の課題となっております。市民の皆様の快適な生活環境の保全のために、引き続き新施設の建設を進めてまいります。
【中山間地域振興】
また、中山間地域の振興に当たりましては、今年度策定いたしました「中山間地域振興基本計画」に掲げる「安心・安全に暮らしやすい生活環境の整備」「持続可能な地域社会の形成」「地域資源を活かした多様な産業の振興」の3つの施策の柱に基づき、総合的かつ計画的に施策を推進してまいります。
人口減少や少子高齢化の急速な進行などにより、特に農林水産業を取り巻く環境は厳しさを増しており、課題が山積しております。
この直面する課題に、真正面から向き合い、担い手の確保・育成、岩国ブランドづくりの取組への支援、6次産業化の推進、生産基盤の整備のほか、近年顕著化している鳥獣被害への対策など、総合的かつ計画的な施策を展開し、農林水産業の振興に取り組んでまいります。

 

4誰もが安心・安全に暮らせるまち(安心・安全)

四つ目は、誰もが安心・安全に暮らせるまちです。
【医療・防災交流拠点】
愛宕山まちづくり区域におきましては、本市の「医療・防災交流拠点」の中核施設となる「いわくに消防防災センター」について、平成27年度内の完成を目指して事業を鋭意進め、併せて高機能消防指令センターの整備など、消防救急活動の迅速・的確・効率化や通信機能の拡充等を図ってまいります。
また、今後整備を予定している多目的広場と連携し、大規模災害などの不測の事態に対応し得るよう危機管理機能の強化を図ることにより、市民の皆様の安心・安全を確保し、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
【防災対策】
市内全域におきましても、デジタル方式による同報系無線設備の屋外子局・戸別受信機・ケーブルラジオの整備や、高潮ハザードマップの作成、消防団の無線機の整備など防災力の向上に努めてまいります。
【岩国医療センター跡地】
岩国医療センター跡地につきましては、民間売却が困難であることから、岩国医療センターの愛宕山用地内への移転等に関する県、市、医療センターの三者合意に基づき、平成27年度内に取得することとし、市民が安心していきいきと暮らすことができる福祉のまちづくりを目指してまいります。
【安心・安全対策】
安心・安全対策といたしまして、児童・生徒の通学路における交通安全対策について、PTA、学校、警察等と連携し、歩道の設置等を計画的に実施してまいります。
また、地震発生時等の安全な通行を確保するため、橋りょうの長寿命化、耐震化についても、計画的に調査・点検を行い、その結果を踏まえた整備を推進してまいります。
さらに、大雨のたびに浸水被害を受けている地区の被害の軽減のため、地下調整池やポンプ場を整備していくとともに、土砂災害から市民の生命及び身体を守るために、急傾斜地崩壊対策事業の推進と併せて、山口県が指定する土砂災害特別警戒区域の指定作業の促進に努めてまいります。

 

5心の豊かさと生き抜く力を育む教育文化のまち(教育・文化)

五つ目は、「心の豊かさと生き抜く力を育む教育文化のまち」です。
【教育施設の充実】
未来を担う子供たちが、健やかに育ち、確かな学力を身に付け、たくましく成長していけるよう、小中学校の耐震化や学校空調設備の整備促進など、安心・安全で快適な学校施設の環境整備に取り組むこととし、玖珂小学校につきましては、平成29年度当初の供用開始を目指し、校舎改築を推進してまいります。
また、老朽化した玖珂及び周東の学校給食センターを統合し、平成29年9月の供用開始を目指して建設事業を進めてまいります。
【文化・芸術の振興】
次に、城下町のまちなみが残る岩国地区について、「生活基盤整備を実施することによる暮らしやすさの向上」と「歴史的まちなみの保存と活用」を同時に行うことで、「住んでよし、訪れてよし」を目指した総合的なまちづくりを進めてまいります。
本市には、名勝「錦帯橋」や天然記念物「岩国のシロヘビ」をはじめ、世界に誇るべき数々の文化財があり、「岩国の宝」として、それらの保護・保存には、市民の皆様とともに、長年にわたり取り組んできております。平成27年度は、昭和61年に開設した「岩国のシロヘビ」横山観覧施設を、周辺の景観や外観にも配慮し、国内外からの多数の観光客を迎えるにふさわしく、地域にとって貴重な天然記念物を幅広い世代が親しみ学ぶことができる、総合的な学習施設として、新たに整備します。
また、歴史や伝統に彩られる岩国の地において、新しい時代の文化芸術を創造し発展させるため、文化芸術創造都市宣言を行うとともに、市として進むべき方向を示す文化芸術振興プランを策定し、将来への取組を進めてまいります。
【国際交流の推進】
本年8月には、「第23回世界スカウトジャンボリー」の場外プログラムとなる岩国地域プログラムにおいて、約2,000人のスカウトたちが世界各国から本市を訪れます。市内の全学校や地域の団体との交流事業や、企業、観光施設等の視察などを通じて、本市の魅力をPRしたいと考えております。

 

6支えあいと協働でつくる絆のあるまち(市民協働)

六つ目は、「支えあいと協働でつくる絆のあるまち」です。
【市民活動支援】
市民と行政との協働による事業を今後、より促進していくために、市民と行政との協働事業のガイドラインとして、「協働のまちづくり促進計画」を策定し、支えあいと協働でつくる絆のあるまちづくりに努めてまいります。
また、地域の事情や要望を踏まえた事業の推進に努めるとともに、自治会や市民活動団体等と連携して、地域の課題解決に取り組んでまいります。
さらに、市内に設置している供用会館等の集会施設について、地域づくりの拠点として、市民の皆様が利用しやすい環境に整備いたします。

 

未来につながる健全な行政経営に取り組むまち(行政経営)

【行財政運営方針】
本市の財政見通しは、これまで合併算定替による上乗せ交付を受けてきた普通交付税等が、平成28年度から段階的に縮減されるため、将来的には大幅な減収が見込まれます。このため、「財政計画」に基づき、市債残高の縮減をはじめとした将来負担の軽減に取り組んでいるところです。
その一方で、国においても、普通交付税等の見直しが行われているところですが、現時点の見込みでは財源不足の全てが解消できるものではなく、中長期的には厳しい財政状況に陥ることも懸念されます。
そうしたことから、平成26年3月に策定した「行政経営改革プラン」に基づき、人材、資産、財源、情報といった限られた経営資源を有効に活用し、質の高い行政サービスを提供する行政経営改革を着実に推進してまいります。
平成27年度には、組織目標制度を導入し、組織のマネジメント力の強化に努めるとともに、業務改善運動を推進することにより、職員一人一人の意識改革を図り、様々な行政課題に積極的に取り組む組織の構築を目指します。
また、公共施設等の老朽化対策が大きな課題となっているため、今後の公共施設の在り方や、道路・橋りょう等のインフラ施設の維持管理の方針等を示す「公共施設等総合管理計画」を平成27年度から平成28年度までの2か年で策定することとしております。

 

 

むすびに

最後になりますが、来年、本市は合併から10年を迎えます。この間を振り返りますと、岩国錦帯橋空港の開港、独立行政法人国立病院機構岩国医療センターの開院、いわくに消防防災センターの整備、JR岩国駅のバリアフリー化を中心とした岩国駅周辺整備、さらには、総合支所及び支所の施設整備など、長年の懸案であった様々な事案を着々と進めてまいりました。また、合併当時は、大変厳しい財政状況でありましたが、特別会計の赤字の解消や市債残高の縮減など、財政の健全化にも努めてきたところでございます。
交通局につきましては、昭和13年10月、岩国町営バスとして発足して以来、これまで長きにわたり、市民の足として走り続けてまいりましたが、本年3月31日をもって廃止し、いわくにバス株式会社へと引き継ぐこととなりました。これまでの関係者の皆様方に敬意と感謝を申し上げますとともに、引き続き、市民にとって必要なバス事業サービスの維持、確保に努めてまいりたいと考えております。
以上、平成27年度の重要課題や主な取組について、申し上げましたが、総合計画に掲げております将来像「豊かな自然と歴史に包まれ、笑顔と活力あふれる交流のまち岩国」を目指し、今後とも、市民の皆様と行政が一体となって、しっかりと取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ、市民の皆様の御支援と御協力をお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。