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森本章倫さん『私のいわくに』 ロケ風景

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

 今回登場していただいたのは、早稲田大学理工学術院教授の森本章倫さんでした。

 取材したのは2019年12月27日、仕事納めの日でしたので取材チームにとって年内最後の仕事となりました。

【城山】
 この日は年末の機器点検ということで、城山を上る「岩国城ロープウエー」は運休していました。ということでこの日は、初めて車で山を登ることに。歩いて登ったことはあるのですが、車で行くのは初めての経験だったため新鮮で、森本さんも珍しがっておられました(車での登山は公園管理者の許可が必要です)。岩国城天守閣まで行きましたが、さすがに誰もおらず、ロープウエー山頂駅周辺も貸し切り状態で、こちらも新鮮でした。 

山頂から岩国市街を臨む森本さん

掲揚台と森本さん

【岩国駅】
 平成26年から始まった岩国駅舎改良工事は、平成29年に東西自由通路・橋上駅舎の供用が開始され、その後、駅前広場の整備等の工事が令和2年5月に完了しました。

 森本さんと訪れたときは、まだ駅前広場は工事中でしたが、ご自身が岩国駅周辺整備の計画立案に携われていたこともあり、変わりゆく岩国駅の姿に大変感慨深そうであったことが印象に残っています。駅と空港の近接性が岩国市の強みの一つであることを、都市計画の観点から大変分かりやすく教えていただきました。下の写真は改築前の岩国駅の写真と、改築後の写真です(5月に完成した駅前広場の写真含む)。

新旧駅比較(全景)

新旧駅比較(西口)

新旧駅比較(東口)

新しくなった駅舎と森本さん

東西連絡通路に立つ森本さん

【錦帯橋】
 写真をご覧になればわかるように、取材したときは錦帯橋の5年に一度の健全度調査と、その後の補修工事が行われていた関係で、カバーに覆われていました。逆に珍しい姿です。本文中には早稲田大学と錦帯橋との不思議な縁についても綴られていますが、ボーイスカウトの方が清掃活動を定期的に行っていることも初めて知りました。名橋も多くの方の支えがあって保たれていることを実感しました。
修繕中の錦帯橋と森本さん

補修中の錦帯橋

【麻里布小学校】
 冒頭でも触れましたが、この取材をしたのが12月27日ということで、当然ながら冬休み期間中で、教室などには入らず、外からだけの訪問になりました。森本さんはクラス委員や児童会役員を務める等、優秀さの片鱗を見せる一方で、ボーイスカウトをはじめとして、木材港で釣りをしたり、ご家族と美和の自然の中で過ごしたりと、実はアウトドアに活動されていたんだなと感じました。特にお父様や飼い犬と一緒に、山を分けいってキジやイノシシをつかまえる話は、意外性もあってとても印象に残りました。
へび公園と森本さん

麻里布小学校と森本さん

 「私の岩国」は出演された方に、岩国での思い出を語っていただく、という企画ですので当然ながら、その内容は過去の事柄が大半です。しかし今回の森本さんの「私の岩国」はちょっと違いました。岩国市の未来のことが多く書かれているのです。

 森本さんが専攻するのは、都市計画・交通計画の分野です。これまでその専門性を活かし岩国駅の整備計画や、立地適正化計画の策定などに携わってこられました。今回の取材の中でも、その研究内容をいろいろ話していただきました。自分のふるさとの未来を創る手助けをするというのは、なかなか経験することができないことだと思います。森本さんの話をお聞きしていると、そういった仕事に携わっている情熱や、故郷に対する愛情が端々に感じられました。

 取材の前の週も、カンボジアの王立プノンペン大学で講演されたという森本さん。お忙しい中、取材にお付き合いいただきありがとうございました。今後もワールドワイドなご活躍を祈念しております。そしてこれからの本市の発展を見守っていただけたらと思います。