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岩崎由純さんの『私の岩国』ロケ風景

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

今回は日本ペップトーク普及協会代表理事の岩崎由純さんに登場していただきました。
「ペップトーク」とは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチのことです。
岩崎さんはこの「ペップトーク」をスポーツだけでなく、シンプルでポジティブな言葉がけのコミュニケーションスキルとして、教育やビジネスの現場にも広げる活動をされています。
学校が舞台の某ドラマでも使われた「ペップトーク」。その代表理事の方が岩国市出身ということで、今回の取材をお願いしました。
岩崎さんの思い出を巡る取材の中で、現在の活躍はもちろんですが、岩崎さんが「ペップトーク」の普及活動に至るまでの活躍の大きさと、その基礎を作ったふるさとでの思い出に出会うことができました。

 

10時 山口県立高森高等学校

高森高校

岩崎さんご自身が連載の中で「やんちゃだった」と語る高校時代。体育館の2階部分(写真右)にジャンプして、手摺りを掴み、懸垂して上に登っていたようです。「やんちゃ」というか、もの凄い身体能力の高さ・・・。垂直跳びは1mを超えていたそうです。

助走路

この助走路(写真左)は岩崎さんが三段跳びでインターハイに出場する前に整備されたそうです。
実は岩崎さんのお父さんが費用を負担して作られたものでした。岩崎さんには言わずに。
岩崎さんは、「自分のすべての原点は、この「助走路」にあります。」と言われました。

 

10時40分 椙森(すぎのもり)八幡宮

椙森八幡宮

中学時代に駆け上がった階段。
降りるときも決して楽ではなさそうです。
こちらを向いて写真を撮られるときは必ず「スマイル」でした!

 

11時10分 宇野千代の文学碑

宇野千代の石碑

こちらは岩国の偉大な作家である宇野千代先生の石碑です。
高森の街並みを美しいと宇野千代先生が小説に書いたこと、その一節が書かれた石碑が高森にあること、その建立に岩崎さんのお父さんが関わっていたこと。そして、石碑にお父さんの名前が彫られていること。
岩崎さんにとって、とても大切な場所だと感じました。

 

11時30分 周東体育センター周辺

周東体育センター

1990年、周東体育センターのこけら落としにNECの女子バレーボールチームが来られました。そこには、NECのアスレティック・トレーナーだった岩崎さんが関係していました。

サイン

写真はその時のNECメンバーのサインです。ソウルオリンピックの日本代表選手の名もあります。

隣接した周東パストラルホールではペップトークの講演会をされるなど、岩崎さんにゆかりの深い場所で、また近く岩崎さんにお会いできるかもしれません。

 

12時30分 いろり山賊

山賊

建設時からお父さんが関わっていたそうで、岩崎さん自身も中学時代から頻繁に食事に行かれたそうです。
家族、友人、有名なアスリートまで、山賊での様々な人との思い出をお話してくださいました。

 

 

今回、思い出の場所をご一緒させていただきながら、岩崎さんご自身の先駆者としての大きさを実感しました。
アスレティック・トレーナーもペップトークも岩崎さんが日本のパイオニアでした。

しかし、それ以上に感じたのは、岩崎さんがご家族、特にお父さんへ特別な思いを持っているということでした。
地元の名士として忙しく働き、いろいろな活動されていたお父さんとは、あまり多くの時間を共有することはなかったそうです。
それでも、お父さんの家族への愛情や地元への思いの強さによって、岩崎さんの、お父さんへの思い出は大きく、時間では計れない濃さを持ったのだと感じました。

そして、思い出の中のお父さんと、岩崎さんご自身がとても似ていると思いました。
忙しく活動される毎日の中でも、家族への愛情は深く、家族からも深く愛されているのだと。

 

岩崎さん、家族とふるさとの熱い思い出、本当にありがとうございました。
講演会の開催をお待ちしております!