ついに出番が来ました。「私の岩国」。
故郷の景色を思い浮かべながら、あそこ行こ、ここ行こう!
いろいろ考えただけで 、あれは外せない、これも外せない!
四六時中考えていたら、とっ散らかりました・・・
初めまして。松林慎司と言います。
夢見て上京し20年が過ぎました。まだ夢を見ることができています。
今回この貴重な機会を通じて僕なりの「岩国」をご紹介したいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。
僕ん家は典型的な転勤族でした。
小学校入学は麻里布小学校、小学2年の2学期に中洋小学校に転校。
半年後の3年生から千葉県市原市立有秋西小学校に転校。
2年後の5年生の時に再び中洋小学校に転校。
小学校時代、一番長く過ごしたのがここ中洋小学校。
長くと言っても2年半なのですが、転校してからすぐたくさん友達が出来たので、半年でまた引越しと聞かされた時には子供ながらにショックでした。
引っ越しの当日の朝、子供会のソフトボールチームのみんなが集まってくれて、やったことない朝練をしているうちに落ち込んでいることなんかすっかり忘れて、笑顔で千葉に旅立ったことを今でも鮮明に覚えています。
そして2年が経ち、再び中洋小学校に戻れることが決まった時、本当に嬉しかったです。
この中洋小学校の独特なところは、山を切り開き階段を上った場所に運動場があるということ。
子供会のソフトボールチームに入っていてここでよく練習しました。
対角線上のグランドで近所のチームが練習してたら1時間後には練習試合。
勝ったら監督が近くの駄菓子屋で買ってきてくれるアイスクリームが楽しみでした。
一回だけこのグランドで地区大会優勝したのはいい思い出です。
優勝した夜は集会所横に集まって、大人子供関係なくワイワイみんなでバーベキューしながらお祝いしました。
そりゃもう・・・
6年生の時この体育館が完成して卒業制作で巨大な版画を作りました。
ドキドキしながら・・・今でもあるのかな??
なかった・・・です。
ご案内してくださった校長先生もいろんな方に聞いてくださりましたがやはりなかったです。
お伺いした時、ちょうど休み時間で生徒たちが遊んでて、元気よく挨拶してくれて・・・
チャイムが鳴って教室に戻る一人の生徒が、大声で「とうきょう、がんばって~」
とうきょう・・・あ、僕のことか・・・
笑顔で渡り廊下を走り去った当時の僕と同じ5年1組の生徒。
なんだかあの頃の僕と重なりました。
30年ぶりに訪れた母校は何もかも当時のままです。
松林慎司