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小瀬 吉田松陰先生の石碑 MIKAKOさんその3

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新
岩国の素晴らしいところ…それは、山と海、川などの自然が豊かなところ。生まれ育った時は、当たり前なこの景色も離れてみるとより美しく感じられるものです。
小瀬川の風景
父の実家が小瀬にあり、昔からよく祖父母の家に行くとこの小瀬川あたりで遊んでいました。のどかで柔らかい川の水はいつも綺麗で、 春には桜の花が咲きます。自然の中で過ごす時間は、詩を書いていく上でも感性を育んでくれたと思っています。
吉田松陰先生の石碑
「山口の人間は、吉田松陰先生と必ず先生をつけて呼び、決して呼び捨てにしてはいけない。」と父から学びました。 松下村塾にて沢山の塾生を奮起させ日本の礎を作った松陰先生を昔から尊敬してきました。
安政の大獄を背景に、江戸に送られる途中、山口での最後の地がここ小瀬でした。

『夢路にも かへらぬ関を 打ち越えて 今をかぎりと 渡る小瀬川」』

今は上流にダムが出来たりして、穏やかな小瀬川ですが、交通の要として渡し舟が出ていた当時はどれくらいの急流だったのでしょうか。

『親思う心にまさる親心 今日のおとずれ何と きくらん』

松下村塾の入り口にある有名なこの歌は、29歳で処刑される1週間前に詠んだもの。
親を思う心よりも、親が子を思う心は遥かに勝っているというもの。親を思う気持ちを大切にと、松陰先生のこの小瀬川の石塔を護るようにある松を見ながら感じました。