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景観重要樹木の指定

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年2月12日更新

景観重要樹木の指定

 景観重要樹木とは、地域の魅力向上と個性ある景観づくりの核となっている樹木が時間の経過とともに形を変え、失われることを防ぎ、周辺の景観が大きく損なわれることがないように、景観法の規定により、景観計画の方針に即し、景観行政団体の長が指定するものです。

 岩国市では、以下の樹木を景観重要樹木として指定いたしました。

1 荒玉社のしだれ桜

荒玉社のしだれ桜

概要

指定番号 第1号
指定年月日 令和2年2月12日
所在地 岩国市行波306
所有者 行波自治会
樹種 エドヒガン
樹容の特徴 樹高約15メートル、幹周り約2メートル、樹齢約80年から100年程度のしだれ桜で、3月下旬から4月上旬にかけて淡いピンクの花を滝のように咲かせる。

 荒玉社のしだれ桜は、行波地域を象徴する一本桜であり、地域住民に大切に守られてきています。

 しだれ桜のある「荒玉社」は、寛政3年(1791年)に対岸の集落・下地区から遷座し、行波の新しい鎮守社となりました。文化8年(1811年)に本殿再建、天保10年(1839年)の拝殿新造により外観が整備され、現在に至っています。

 また、この「荒玉社」では、寛政3年(1791年)に第1回の神舞が奉納されて以降、その神楽は途絶えることなく住民に継承されています。現在、7年毎に大きな神楽「岩国行波の神舞」が桜の咲く時期に上演され、毎年10月には、境内で小神楽が上演されます。「岩国行波の神舞」は、国の重要無形文化財に指定されています。

景観的特徴

 枝や幹に大きな損傷はなく、鳥居から参道にかけて枝振りが大きく丸みを帯びており、その樹容は美しく優れています。

 錦川鉄道沿線、錦川土手、錦川対岸の国道からも見ることができ、桜の開花時期には多くの写真愛好家が当地を訪れています。

荒玉社のしだれ桜の位置

位置図