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風しんの予防対策を行いましょう

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年5月23日更新

風しんの流行に注意が必要!

 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。風しんウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。

 従来は、集団生活に入る1~9歳頃に多く発生がみられていましたが、近年は多くが成人男性となっています。

妊娠中の女性が風しんにかかると・・・

 妊娠20週ころまで(特に妊娠初期)の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど「先天性風しん症候群」という病気が起こる可能性があります。

妊娠中の女性は予防接種が受けられない!

 妊娠前であれば、風しんにかかったことがなくワクチン接種もない方は、ワクチン接種を受けることを積極的に検討してください。(ただし、接種後2か月間の避妊が必要です)

 既に妊娠をしている方は、ワクチン接種を受けることができないため、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)で、風しんにかかったことがなくワクチン接種もない方は、ワクチン接種を受けることを積極的に検討してください。また、抗体を持たないまたは低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。 

風しん抗体検査について

風しんに対する免疫が十分にあるかどうかは、抗体検査で確認することが出来ます。

成人男性(S37.4.2~S54.4.1生)の風しん抗体検査・定期予防接種については、こちらを確認してください。

〔お知らせ〕

◆山口県では、各健康福祉センター(保健所)において、妊娠を希望する女性やそのパートナー等に対して無料の抗体検査を実施しています。 対象者の要件等がありますので、詳しくはこちら(山口県のホームページ)<外部リンク>をご覧ください。

風しんの予防には、予防接種が有効です

 風しんのワクチンには、風しんだけのワクチンと、麻しんと風しんの混合ワクチン(以下、MRワクチン)があります。定期接種には、通常、MRワクチンが使われます。任意接種を受ける場合も、風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、MRワクチンを接種されることをお勧めしています。

1.定期予防接種:こども                                 

対象年齢:MRワクチン(麻しん風しん二種混合ワクチン)定期接種
第1期 1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで
第2期 小学校入学前の1年間(年長児の3月31日まで)

 岩国市が契約している医療機関であれば無料で予防接種を受けることができます。詳しくはこちら「こどもの予防接種ができる医療機関について」をご覧ください。

2.定期予防接種:成人男性

 詳しくは、成人男性の風しん抗体検査・予防接種(対象者の方へ)をご覧ください。

3.任意予防接種(有料)・・・定期接種以外のもの

 妊婦を守る観点から、下記の対象者のうち、これまでに予防接種を2回接種していない方または抗体価が低い方は、任意での予防接種をご検討ください。
 (1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族などの妊婦の周囲の方
 (2)10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者または妊娠する可能性の高い方)
 (3)産褥早期の女性


*但し、接種後2ヶ月は避妊が必要です

*任意予防接種実施医療機関は、やまぐち医療情報ネット<外部リンク>にてお探しください。(「対応することができる予防接種」を選んで[次へ]→「麻しん・風しん(二種混合)」と「風しん」を選んでOr検索を選択し[次へ]→必要に応じ項目を選択し[検索])

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