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市長記者会見「市議会12月定例会提出予定議案について」「岩国基地に関する苦情受付専用電話のフリーダイヤル化について」(平成30年11月21日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月21日更新
  • 日時 平成30年11月21日 13時00分~
  • 場所 議会会議室
  • 担当課 広報戦略課広報班

市長 本日は、「市議会12月定例会提出予定議案」と「岩国基地に関する苦情受付専用電話のフリーダイヤル化」についてお話しをさせていただきます。
 まず今回の予定の議案でありますが報告が1件と議案が31件でございます。それでは、主なものにつきましてその概要のほうを説明させていただきます。
 まず議案第112号一般会計補正予算及び議案113号から議案第123号までの各会計の補正予算につきましては、決算見込みによります調整、また職員の給与改定等に伴う人件費の調整、それと事業の進捗にあわせた諸経費の調整などを行うものでございます。次に議案第124号は、装束ポンプ場整備事業、川西ポンプ場整備事業等に必要な経費に充てるための基金を設置することについて、新たに条例を制定するものでございます。
 次に議案第127号は、現在、都市建設部におきまして分掌している事務を建設部と都市開発部の2つの部に分けて再編するために規定の整備を行うものでございます。
 次に議案第128号これは供用会館、そして129号は住民ホール、137号は公民館でありますが、これらの施設の休館日を年末年始のみに変更することに伴いまして規定の整備を行うものでございます。
 続けて議案第130号は、吉香茶室の改修に伴い、新たに茶室の区分ごとに使用料を設定することについて、規定の整備を行うものでございます。
 次に議案第133号は、まず名称の変更、これは「自転車駐輪場」の名称を「自転車駐車場」ということで名称変更するとともに、また岩国駅東口の自転車駐輪場の位置を変更すること等について、規定の整備を行うものでございます。
 続けて134号は、岩国駅東口自動二輪車等駐車場を新たに市営駐車場として供用開始することに伴い、規定の整備を行うものでございます。
 次に138号は、愛宕山の多目的広場建築物新築にかかる建築工事請負契約を株式会社カシワバラ・コーポレーションと2億334万5,640円で締結することにつきまして、議会の議決を求めるものでございます。
 続けて139号は、玖珂体育センター、玖珂テニスコート、玖珂総合公園、玖珂グラウンド及び玖珂あいあいセンターの管理を行わせる指定管理者について、議会の議決を求めるものでございます。
 140号は、岩国市働く婦人の家の管理を行わせる指定管理者について、議会の議決を求めるものでございます。
 続いて141号は、特別職の国家公務員の給与改定に伴い、市議会議員の期末手当の支給割合を改定することについて、規定の整備を行うものでございます。
 最後に議案第142号は、これは人事院及び山口県人事委員会の給与改定の勧告等に伴い、勤勉手当等の支給割合や給料表を改定すること等について、規定の整備を行うものであります。以上が、12月定例会の提出予定議案の概要説明になります。
 続けて「岩国基地に関する苦情受付専用電話のフリーダイヤル化」についてでございますが、これまで苦情受付専用電話のフリーダイヤル化につきましては、多くの市民の皆様から、ご要望等がございました。すでに11月15日号の広報いわくにのほうではお伝えをしているところでありますが、この度12月1日から、岩国基地に関する苦情受付専用電話をフリーダイヤル化し、その通話料を無料といたします。
 このフリーダイヤルの番号は、「0120-295-113」、「0120-295-113」でございます。なお、現在の苦情受付専用の番号がありますが、これは「0827-29-5111」でありますが、この番号は、当面は回線としては残していこうというふうに思っておりますが、これまで通りこちらのほうは通話料のほうがかかってまいりますので、ご注意いただければというふうに思います。私の方からは、以上でございます。

記者 山口朝日放送の竹内です。フリーダイヤル化の件ですが、改めて目的といいますか、やっぱり騒音に対する市民の思いとかそういうものもあっての変更だと思うんですけど、そのフリーダイヤル化した目的を改めてちょっと。

市長 先ほども触れましたけれども以前から苦情受付の専用電話のフリーダイヤル化につきましては要望等がありましたので、これまで内部のほうでも色々調整等をしておりました。今回、空母艦載機の移駐も終わりまして、その後4月、5月と大変苦情件数も多かった。そういった中でさらにこのフリーダイヤル化についての要望等がありましたので、今回調整が整ったということで今回12月1日からこちらの番号のほうで受付を開始するということになります。

記者 すみません。艦載機の関連で。先日沖縄沖での墜落事故もありまして、その前にもC-2の事故、艦載機の事故がいくつか移駐してからも起きていますがそれについての受けとめをお願いします。

市長 そうですね。まず空母艦載機に関連する事故が多発しておりまして、今回の沖縄での墜落事故につきましてもそうでありますが、市民の安心安全の観点から非常にこれは見過ごすことのできない憂慮すべき事態であるというふうに私は感じております。こういった中で実は先般ちょうど11月15日でありましたが岩国市では臨時議会がありましたが、この日、知事のほうが大臣のほうに岩国市の要望も含めて政府要望をされております。それにあわせて、本来であれば私もそこに同行、毎年しておりましたけれども臨時議会に重なったということで私は同行できませんでしたが、そういった市の思いを知事のほうにもぜひ関係大臣のほうにはお伝えくださいということを私のほうから知事のほうにお伝えをいたしました。今回やはり、先ほどの話に戻りますが、この一連の事故を踏まえまして、非常にそういった運用に対して市民の不安が増大しているというふうに私は思っております。そういった中でやはり私とすれば、今回知事にそういった思いも伝えて、しっかりと運用については配慮して欲しいということを、特に安全点検等、しっかりとするように事故の原因究明、再発防止等を求めるということを私なりには働きかけをしたところであります。具体的に申し上げますと、11月14日に市としては県と関係市町村と連携して、事故の原因究明また再発防止を求める文書要請を行っております。

記者 飛行停止とかその辺までには……

市長 はい。実は市議会の臨時議会の終了後ではありましたけど、私のほうは基地のほうに出向きまして、司令官といろんな意見交換、いろんな話し合いをさせていただきました。その中で今回の墜落事故を受けて、まずは事故原因が明らかになり、そして安全が確保されるまでは飛行を自粛することが望ましいと思う、こういったことをお伝えしました。そしてこうしたことを踏まえて米側においては運用に関して適切に判断してもらいたい。そういったこともいろいろなやりとりの中で私のほうからは私の言葉で司令官のほうに伝えたところもございます。

記者 それについて司令官はなんというお答えだったんですか。

市長 司令官のほうからは、まず第5空母航空団の司令官のほうに確認をしたということで、海軍としても安全運用が大切であるということで、事故に関しては厳格な調査が行われるということ、そして他の航空機についても十分、安全を確認をした上で運行をしているという、そういった話がありました。そこで私のほうからはさらに付け加えて、今後、空母が横須賀のほうに入港すると思います。これに伴って艦載機が岩国に帰ってくる際、再度しっかりとした安全を確認してほしい旨、これを私から司令官のほうに伝えたところであります。

記者 確認ですけれども、市長は基地の中に入り、基地司令官に対して、機種を特定した?艦載機、スーパーホーネットについては飛行自粛をするよう、求めた?

市長 今回、この沖縄の事故、また先ほどどなたかが言われました、これは空母艦載機の岩国の受け入れ前のC-2とかもありましたよね。それをふまえて今回、特にFA-18につきましては、沖縄での墜落事故が起きておりますので、非常に懸念も心配も市民の中で大きくなっているということをふまえて、今回の墜落事故を受けて、事故原因が明らかになり、安全が確保されるまで、私なりに思ったことを伝えたのが、飛行を自粛をすることが望ましいのではなかろうか、ということを私なりに伝えたところであります。しかしながら米側において、これは運用に関することでありますので、適切に判断をしてもらいたいということも伝えました。

記者 広島県知事さんも飛行停止を求めたりされている中で、あってはならないけどももし今後、事故があれば市としては速やかに飛行停止を求めるなり、さらにですね……

市長 広島の県知事さんは事故原因とか安全対策などの十分な説明がなされるまで、同型機これはFA-18ですね、これの飛行停止を求める要請書を日米両政府のほうに送られたというのは把握をしております。これはこれとして各知事のほうがされていることですから、これについて私がとやかく言うことはありませんが、私とすれば現に行動を起こして、基地の司令官、また基地の司令官からは海軍のほうにそういった旨を伝えてもらうということを、私なりにさせていただきました。文書とかそういったものを持ち合わせておりませんでしたが、常日頃から私、基地司令官またこういったいろいろ基地関連のトップとも、フェイストゥフェイスでしっかりと市としての考え方について、私の考え方について話をしていくことは必要なことだろうという思いで、急遽、臨時議会の終了後にアポイントといいますか、時間的な調整をして、基地の中でいろんな話をさせていただきました。

記者 市長、補正予算のほうなんですけど、新規事業でポンプ場整備基金を設置するようになってますけど、これは今回の豪雨災害を受けて急遽こういう基金を作られたんですか?それとも先ほど言われた装束、川西の整備があるからあらかじめ予定していたものかその辺を。

市長 今回この基金ですか?これについてはちょっといろいろ複雑なんですが……

総合政策部長 基金とすれば2カ年の事業にわたるということで、このたび再編交付金を活用して、財源にしての一旦基金に積んで、それから装束ポンプ場それから川西ポンプ場の整備の事業費に充てるということで新たに造成はさせていただきましたけれどもポンプ場そのものは従来から整備工事は順次進めているところでございます。

記者 特に今回の豪雨が引き金になったわけではない。

総合政策部長 ではない。

記者 それと前にも聞いたと思うんですけど、家屋等に流入した土砂混じりがれきの撤去費用、これ対象者数が何名で一件あたりいくらぐらい支援されるんですか?

総合政策部長 予算上は20件、25件ぐらいで上げているところなんですが、ちょっと具体的にどれぐらい申し込みが今あったのかというのはわからないです。所管課のほうに聞いていただいたほうがよろしいかと思います。

記者 これはどうなるんですか、実際に撤去をした費用を市のほうに申請していくのか、それとも市のほうが見積もりをしてお宅はいくらだからこの範囲内でやってくださいなのか?

総合政策部長 二通りありまして、今おっしゃいました直接ご本人が工事発注が難しいようであれば市のほうに申し込みをされて市のほうで直接工事する場合と、それからご本人が自ら業者さんに依頼されまして市のほうから償還払い、その二つのパターンで補助対策費といいますか補助金なり工事費での対応ということを予定しております。

記者 それともう一点、これ最後。愛宕山の工事請負契約今回これ建物かな。

市長 建物と屋根付き倉庫とトイレですね。

記者 これで工事は全部終わりになるんですかね?

市長 いや、まだ屋外の遊具とかその辺の施設が今後まだ残ってます。同じエリア内ですね。多目的広場の中に。

記者 それはいつごろ発注になるのかな?

市長 今これからそのプロポーザルだったかな、まだもうちょっと今年度中には発注できそうなのかな。これ都市計がちょっとあれなんですけど……

総務課長 あの大型遊具は多分今年度から検討して発注は来年度かもしれません。

市長 設計とかは今からなんですよ。まずプロポーザルをしてどういったものがいいかというのを決める作業が事前に結構時間がかかると思います。

記者 全部終わるのは30……

市長 32だね。

記者 32年度?

市長 32年度ですね。

記者 2年度末?

総務課長 はい。予定です。

記者 すいません、ちなみにこれ面積なんぼでしたっけ?

市長 多目的広場のですか?

記者 うん。

総務課長 3.67ヘクタール。

記者 確認で、飛行自粛が望ましいという思いを伝えて、米軍のほうからは安全点検がなされていると説明があった現段階において、恐らく艦載機は飛んでいると思うんですよ、レーガンの上から。それはしょうがないという立場ですね?

市長 私の方からは先ほど申し上げたとおり、飛行自粛が望ましいということを伝えました。それはやはり今回の事故等を踏まえて基地周辺の住民の方々も不安が増大しているという背景の中で伝えたところであります。またあわせて今後空母が寄港して、艦載機が岩国に戻って参りますのでこれについてもしっかりとした安全点検等を十分に行って欲しい旨はそこでしっかりと伝えました。その中で司令官のほうからは、海軍に確認したところ運用について非常に大切に思っているということで厳格な調査が行われていると。そして他の航空機についても十分安全を確認した上で運用していると、そういった趣旨の話がありました。そういったこともやりとりがありましたので今後さらにその飛行停止等を強く求めるということは、私は今のところ考えておりません。

記者 いつごろ戻って来そうだとか、そのためには飛ばないといけないわけじゃないですか。帰ってくるには。時期的なものってありましたか?もう一週間後とか二週間後とか。

市長 その辺の細かい話は無かったです。またその辺はまた防衛省、国のほうからまたしっかりと情報をキャッチしたいというふうに思ってます。

記者 今の関連なんですけど、艦載機がいつ帰ってくるのかというのが全くわかんない状態、突然帰ってくるわけですよね。オスプレイの場合は岩国に来る場合は事前に通告して下さいっていうのは防衛省に通告してるわけですけど、艦載機の出入りについても岩国市に事前通告するように市として防衛省に要請なりお願いする考えっていうのはないんですか?

市長 まあ艦載機につきましては既に本来岩国に移駐が完了しておりますので、その辺は、空母が横須賀に入るタイミングっていうのも我々はいろんな情報は取ろうと思ってますが、艦載機が岩国に出入りするっていうところはあまり厳密に市としては求めるということは考えておりません。

記者 そこで騒音状況が激変するので、もしキャッチできるものならですね……

市長 もちろん、市のほうでいろんな情報を得る中で、運用について艦載機の出入りとか、そのへんの運用については、そこはしっかりと市として取れる情報は、また情報についてももちろん我々が何も情報提供しなくても良いよということでは、決してありませんので、できる限りそういった情報もやはり求めていくことは求めていこうと思いますが、本来、そこに固執をするということは考えていないということで、誤解がないようにしていただきたいと思ってます。情報はあるほうが良い訳でありますので、有益な情報といいますか、少しでも不安が軽減できるような情報については市としても積極的に情報収集をしていきたいというふうに考えております。

市長 ちょっと待って、すいませんちょっと実は今日午前中に、これはマスコミのほうにはお伝えしているかどうか分かりませんが、今日の午前中に、アメリカのほうのカケハシ・プロジェクトというものがございまして、アメリカの連邦議会の補佐官の方々が8名、外務省職員お二人が随行されていましたが、一緒にちょっと一時間程度、いろんな意見交換をする機会がございました。詳細につきましては時間があれですからお伝えができませんが、岩国市がこれまでとってきております基地に関する考え方だとか、いろんな交流の話とか、セーフティブリーフィング、いろんな安心安全対策、その他もろもろについて、カケハシ・プロジェクトという外務省のプログラムでありますが、米国連邦議会の補佐官の方々と、いろんな有益な意見交換ができたということを、ちょっとお話をさせていただきました。


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