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市長記者会見「新ごみ焼却施設の名称決定について」(平成29年6月27日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月27日更新

市長 本日は新ごみ焼却施設の名称決定について、お話しをさせていただきます。現在岩国市には、岩国市第一工場と周陽環境整備センターの2つのごみ焼却施設がございますが、いずれも稼動から20年以上経過しておりまして、施設の更新が急務となっていることから、平成31年4月の供用開始を目標に、日の出町に新しいごみ焼却施設を現在建設しているところでございます。この新しい施設が皆様方に親しまれ、身近に感じていただけるように、との思いから、4月10日から5月10日の間、市内または和木町に在住し、通勤・通学されている方を対象に名称を募集いたしました。189件ものご応募をいただきました。そして応募があった作品の中から、プロジェクトチームで選定し、この度新ごみ焼却施設の名称を決定いたしましたので、お知らせをさせていただきます。名称でございますが「サンライズクリーンセンター」でございます。その決まった理由といたしましては、この建設地である日の出町を英訳すると、こういったかたちになります。非常に読みやすく、親しみやすい名称だと思っております。またもう一つの理由といたしましては、隣接する最終処分場の名称が、日の出町最終処分場であることから、これとの区別がしやすいという理由から、そういったことが評価されまして、サンライズクリーンセンターに決定をさせていただきました。決定したこの名称には、お二人の方から応募がありましたので、このお二人方に記念品として5,000円の図書カードを贈呈させていただきます。この度は新しいごみ焼却施設の名称募集にたくさんのご応募をいただきました。本当にありがとうございました。ご応募いただいた皆様のご期待に添えるよう、着実に建設を進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願いをいたします。私からは以上でございます。

記者 今の名称決定の件なんですけど、現在の処理場の進捗状況と今後のスケジュール、合わせて併設する温浴施設のスケジュール等も教えてください。

焼却施設建設事務所長 焼却施設の進捗ですが、現在地下部分の工事をしておりまして、5月に土木工事、土工の床堀りというところを終わりまして、現在一番下の低盤部のコンクリートの打設を行っています。今後は30年の1月を目標にプラント工事、機械設備の工事に取り掛かる予定としております。そして4月に予定通り稼働したいと考えております。また余熱利用施設は今年度用地取得を行います。そして来年30年、31年度におきまして建設工事を行ってまいりたいとしております。以上です。

市長 他にありますか?

記者 この採用された方のお名前と言うのは公表できないんですか?

市長 お名前ですが、今回ですね、お二人おられまして、お名前を公表するかどうかにつきましては、2名のうち1名の方が公表のほうを辞退されましたので、今回公表のほうを控えることとさせていただきました。

記者 市内の方?

市長 今回は岩国市または和木町のほうで応募をしておりますが、今回応募の中にですね、住所記載はあったかな?

焼却施設建設事務所長 一名は通津の方です。もう一名の方は通勤をされている方もOKとしておりますので、廿日市市の方が選ばれております。

市長 廿日市から岩国に勤務されている方ということですね。もう一人の方は岩国市在住ですね。今回実はですね、応募の記載条件として年齢とか性別を記載要項としておりませんでしたので、何歳かとか性別とかは分からないですよね。

焼却施設建設事務所長 はい、応募条件としておりませんでしたので、把握しておりません。

記者 すみません話は変わって、艦載機移駐に関してなんですが、今日、また和木町と周防大島町と、周辺の関係市町が容認という判断をしましたが、これから県と協議をしていかないといけないと思うんですが、今日、周辺自治体が判断したということに関しての、今のお気持ちを。

市長 先日、和木町さん周防大島町さんのほうが、議会のほうで大島町さんのほうは移駐を受け入れざるをえないとの結論を出したいという思い、また和木町さんにつきましては、現実的な対応ということで、受け入れを容認することを決断ということで、各町長さんのほうが答弁されたと承知をしております。今後、町長さん方と近々のうちにお会いして、また県知事とも協議をさせてもらうように、今、日程の調整を最終的にさせていただいております。

記者 両町とも岩国市の判断を尊重するといった主旨の話を、二人の町長さんはされていたわけですが、そういった点で容認の判断をした市長の責任というか、そのへんは重いものがあると思うんですが、そのへんの思いというのはいかがでしょうか。

市長 まず私は岩国市長としてこれまでの住民説明会、また全員協議会、市議会での議員さんのご意見、またこれまでの国との協議の内容等、進捗を含めて、総合的に判断をさせていただきました。また各町長におかれましても、同じく議会での全員協議会とか、これまでの町民の方々のご意見等を含めて、対応といいますか、判断をされたと承知をしておりますので、そういった中で基地が所在する市長としての判断についても、判断の中の評価の一つにあったというふうに、表現は聞いておりますが、やはり私とすれば市長としての判断をしたわけでありますし、また各町長さんも町長としての責任の中で、判断をされたというふうに、私は理解をしているところであります。

記者 あのー、昨日、由宇の森本さんがこちらのほうに来て、市長に面談を求めたと思うんですけれども、今後、森本さんにお会いするお考えというのは、どうでしょうか。

市長 由宇の森本さんの件ですか。担当のほうでいろいろ話をされたと聞いておりますので、担当のほうとよく詳細について、お話を伺ってみたいと思っております。担当のほうから。

記者 直接、お会いするということはないということですか。

市長 ちょっと日付けは覚えておりませんが、以前、私も森本さんとは何度かお会いをさせていただいております。由宇のほうに出向いて、治療室のほうでもお話をさせていただいた経緯もあります。また具体的に森本さんの御家族、奥さんをはじめいろんなこれは基地政策というよりも、福祉施策としての様々なご要望等もございまして、この点につきましては障害者福祉施策としての対応として、これまでできる限りのそういった支援策については、市としてもさせていただいておりますので、それについても今後も柔軟に対応させてもらいたいと思っております。

記者 結局、今回の艦載機についてお会いすることはないという。

市長 まあ、それは事務方のほうでしっかりと対応させてもらっていると思っております。

記者 今回の市議会一般質問の、基地関係の質疑がいっぱい出た中で、松川さんの質問だったかな、これに答えるかたちで国の地域戦略特区について、市長は構想していきたいと説明をされたと思うんですけど、そのへんについての市長の現在の考えというのは、内容とか今後の予定とかがあれば、詳細なところを。

市長 はい。松川議員の一般質問の最終的なところで、そういったやりとりをさせていただきましたが、あのときも最後に私の言葉で述べさせてもらいましたけど、まだこの段階で具体的に、こういった記者会見等、また公の場で、詳細について述べるまでの材料は、実は整っておりません。まだ実はこれは庁内の内部の、いわゆる所属の部課長のほうにも、若干の話をした程度でありまして、具体的な市全体の構想としてはまとめているかというと、まだその段階には至っておりませんが、実はこれは私が衆議院当時の、国会議員当時でありますからもう10年以上前になりますが、そのときから実は基地を、今回基地との共存という観点に結びつくかもしれませんが、いわゆる基地の中は治外法権ということは、米国の法律が適応すると、なかなか日本の法律では適応できない部分も、逆にそこが外国の法律であるからこそできるような、分野もあるのではなかろうかと、そういった中で具体的に私が昔から関わっていた中で、いわゆる難病の患者さんが日本全国何万とおられるわけでありまして、この方々は難病の特効薬といいますか、治療薬については日本ではなかなか認可に時間がかかってしまうと、ただしかしその薬も治験という、そういったところで実際に日本では承認されていないが、海外に行けばその薬が投与される機会も多いと、まあ難病の患者さん、家族は費用的にも時間的にも体力的にも、大変な負荷の中で海外に渡って、そういった治験等に参加して、少ないがいくらか助かる確率があれば、そこに挑戦していくというそういった現状があります。であればここは米軍基地でありますので、そこに特効薬といいますか、日本では承認されていない薬を、輸入と言いますか、ここに持ってきて、そこに岩国市また近郊の患者さんが通院できれば、そこでいろんな効果が得られれば、非常に助かる命も増えていくのでなかろうかと、そういった中でいろんなやりとりを国と協議をしてきた経緯があります。なかなかいろんな薬事法とかいろんな法律の壁があるわけでありますが、そこを何とか今回いわゆる特区的なもので、何とかハードルを越えることが出来ないかと、そういった構想は以前から持っております。それをまだ具体的に次のステップに行っているのかというと、なかなか行っていないのが現状でありますが、そういったところにも果敢にチャレンジをしていきたい。岩国市からこれは全国に波及する問題かもしれませんけど、そういったことも構想として今から具体的にやっていきたいと思いを一般質問の松川さんに対する答えで、少し述べさせていただきました。今後、しっかりとそこもやっていきたいかなと思っております。具体的にはこれからです。

記者 担当課にはどのような指示をされているんですか、今後については。

市長 今、担当する所管とすれば総合政策部なり、政策審議官、部長等には若干、話はさせていただいておりますが、それに対してどんな壁があるかとか、どういった問題があるか、そのへんを整理をしながら、これから逆に医師会とか、基地とか防衛省とか、薬剤師会とか、いろんな関係する省庁が、関係団体があると思いますから、そういった方々がまず一堂に集まって、こういった課題について、同じベクトルに向かって進んで行こうじゃないかという、まずそういった意識の、共通認識を持つことが大事でありますから、そういったメンバーを洗い出して、まず一回、そういった顔合わせとか、そういったことをやらなければなりませんので、そういったときの事前の資料作りとか、そういったことは今からすぐ取り掛かるようには指示をしております。

記者 それは治験ですかね。それとも製薬のことですか。

市長 治験ですね。薬を作るということではなくて、実際に世界を見てみますと、薬があるわけですから。ただ日本ではなかなかそういった薬が患者さんにわたるまでには、相当な年月がかかってしまいます。それはやっぱりいろんな副作用とか、いろんな実証実験を含めて、症例件数が必要だということで、どうしても慎重にならざるを得ないのが、今の日本での現状でありますので、それを待っていられない患者さんもたくさんおられますので、そこをどう対応していくかということで、基地を良い意味で、逆に活用できないかという、そういった発想での言葉であります。

記者 制癌剤だとか、何か白血病に対するものだとか、そういったことですか。

市長 いわゆる難病、難病もいくつも種類がありますが、私が以前、関わっておりましたのはムコ多糖症という症状でありましたけれども、これも一種、二種、三種とかいろいろありますけれども、それぞれによって効く薬が、対応する薬が違ってきます。そういったこともございますので、一概に難病といってもいろんな種類があります。それによってそれぞれ薬が、それぞれ違ってくると認識をしております。それがなかなか日本では、実際、認可が下りるまでは、相当な年月がかかっている状況という認識をしております。

記者 ムコ多糖症に特化して、ですか。

市長 いえいえ、特化せずに、それは一つの例として挙げさせていただいただけでありますが、様々な難病といいますか、そういった日本では認可が下りない薬に対して、それを求めている、待っている患者さんがたくさんおられる中での、そういった基地を活用した特区提案というものができないかという、そういったイメージ的なことを話させていただいたものであります。これから具体的にどういった部署、どういった法律、どういった課題があるかというのを整理しながら、スタートしないと、漠然とスタートしてどこに向いていくか分からないことがあると、迷惑がかかってしまいますので、ある程度のいろんな市として事前の準備の、準備の前の段階にあると認識していただけたらと思っております。

記者 ある程度、あたりはつけているんですか。厚労省なり、できるかどうか実現の可能性があるかどうかというのは、まだ何もやっていないんですか。

市長 まだ国の省庁、厚労省とか内閣府とか、そこに私はまだあたっておりませんが、以前からある程度、国会議員当時からの、いろんな活動をしてきた経緯がありますので、まったくゼロというわけではないのですが、いろいろ市だけで旗を振ってできるものではありませんので、いろんな大学とかそういった医薬関係を含めた、医師会の先生方、いろんな関係者の協力なくしてはできませんので、そこをまだキックオフの前の段階の話でありますので、あんまりここで大きく話すと、市がどんどん言っているようなイメージを与えてもいけません。今後、一堂に顔を合わせて、いろんな意見交換をする中で、まずこういった話が岩国市として可能かどうか、またいろんな方々に協力を願えるかどうか、こういったことを含めてやっていきたいという、そういった話をさせていただいたところでありますので、もうちょっと時間をいただきたいと思います。

記者 市長としてはやりたいという意向を持っていて、特区提案をしたいという意向を持っていて、これからその課題等を関係機関とブラッシュアップしていく、というのは間違いない。

市長 そうです。そういうことです。

記者 治験の施設は、研究施設なんですか。

市長 いや、逆に基地を、逆に基地の中でそういった、何と言いますかね、今までは海外でかなりの経費を、予算をかけて、体力的にも負担がかかりますよね、行けば何週間、一ヶ月と長期にわたって滞在して、そういった治験に参加されるわけですよ。そういった投与にあたって。それを基地内でやれれば、治験を岩国でやれれば、非常に経費的にも体力的にも、非常に助かるんではないかと、そういった望んでいる方が多いということを知っていますので、そういったことが基地をからめてできないかということでありますので。

記者 基地の中でですよね、そうすると軍事施設の中で、そういった医療施設だとか、そういったことを考えてらっしゃるということですか、研究施設とか。

市長 研究ということはない。

記者 研究ではない。臨床の場ですかね。

市長 そこで要は治療が受けれたら良いんです。

記者 治療を受けるという。

市長 治療とか、そういった薬の投与とか。逆に日米地位協定の壁をうまく活用できることも。逆の発想ですね。そういうことができないかということも、これまで考えてきました。

記者 これを書いても良いんですか。

市長 書きようがないでしょう。個人的な、どうでしょうか。

記者 そんなに言われると、書いたほうが良いのかと思って。

記者 まあ議会の中で言ってますからね。

市長 まあ今回、少しね、さわりだけ言わさせていただきましたけど、今日のこの記者会見ほどは述べていませんが、ただこれ本当にまだキックオフの前の、キックオフの事前の状況整理をしている段階でありますので。まだ個人的な見解ということで、まだ市組織として、担当課にはまったく寝耳に水ではいかんので、さらっと話はしておりますけれども、組織としてじゃあ今から前にどんどん回すよというところまでは、まだ意思決定しておりませんので、あくまで私のこれまでの政治活動の中で、蓄積の中で市としてこういう構想を持ち合わせて、これからやっていこうという思いを、今、述べて、担当のほうにはそのへんのさわりは述べておりますが、具体的なところは今からなものですから、個人的な見解を述べたというくらいの前置きがあれば問題はないと思いますが。

記者 容認にむけた、今後の四者会談の予定なんですけれども、何か日程とか決まってますかね。

市長 四者というのは知事とかですかね。知事と私と両町長ですよね。今、29日を軸に調整をしております。ちょうど今、県議会が開会中でありますので、県議会開会中の今月29日、ですからもう明後日ですかね。

記者 時間的には。

市長 時間的にはまだ最終的には確定しておりませんが、その日を軸に調整をさせていただいております。


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