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いわくに百景
いわくに百景~桜のある景観~
錦川流域の自然と人の営みの景観

錦川流域の自然と人の営みの景観

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月16日更新

~錦川流域の自然と人の営みの景観~

  岩国市は、歴史的・文化的資源に恵まれているとともに、海・山・川等の豊かな自然を有し、都市及び田園、地域の祭りや行事等の人々の暮らしや文化など、地域ごとに多様な景観があります。
  また、日常の暮らしの中で当たり前に目にするものや、地元の方だけが知っているとっておきの場所も、岩国市の景観をかたちづくる重要な景観上の要素であります。

  このたび、岩国市景観ウォッチャーの皆さんと錦川を巡り、「錦川流域の自然と人の営み」の景観を見つけてきました。普段、目にしている方も、初めて知った方も、久しく目にしていなかった方も、錦川流域に広がる、山間地へ何かの機会に出かけていただき、豊かな景観をお楽しみください。

■撮影日:平成28年6月2日

1 撮影場所

撮影場所の地図 (PDFファイル)(522KB)

 地図

2 写真と撮影者のコメント ※写真は拡大させることができます。

1 門前川

 門前川の写真です

撮影者のコメント

  門前川の河口付近では、多くの鳥が飛来する様子が当たり前に見られる。錦川の流れが干潟の豊かな環境をつくりだすためであり、この鳥たちが錦川の自然の豊かさを教えてくれる。

2 門前川の井堰

 門前川の井堰の写真です。 

撮影者のコメント

  かつて錦川の流れを整理するために整備された門前川の井堰。その後ろには川下の楠巨木群。子ども達が川の生き物を探すなど、水辺の光景が見られる。

3 横山

 錦帯橋の写真です。 

撮影者のコメント

  吉川広家公が関ヶ原の戦い後、移封された時、岩国城をこの場所に選地したのか。

 (1) もっとも重要視したこととして、考えられるのは、深い山々に囲まれ、大きな錦川が外堀をなし海に近く、要害を
  なす。他、干拓もでき経済の発展を見越したと考える。
 (2) 結果として、現在、我々は、この自然の恵みを享受している。全国的に誇れる町である。

4 南河内 

 南河内の田植えの風景の写真です。    南河内の田植えの写真です。  

撮影者のコメント

  その昔、清流線の南河内駅付近も近くに田んぼ広がっていた。当時、菜の花を撮りたいカメラマンのモデルとなる集結の地だった。
  南河内駅よりも少し上流には、今でも広々とした田園風景が広がり、水をはった田が夕陽にキライラと輝く。

5 北河内

 北河内駅の桜並木の写真です。 

撮影者のコメント

  永田新之允氏が瀬戸内海から日本海をつなぐ構想を立てたことから整備されることとなった錦川清流線(旧岩日線)。戦後、この北河内駅に桜が植えられたのを契機に、清流線の各駅にも桜が植えられるようになった。

 

 

 北河内駅のレールの写真です。  

撮影者のコメント

  かつて旅客だけでなく貨物も通っていた清流線。広々としたホーム内にたくさんのレールが置かれ、その名残を垣間見せる。

 

 北河内駅に停車したピンク色の車両の写真です。 

撮影者のコメント

  清流線北河内駅は「行き違い駅」上りと下りを同時に楽しめる駅である。特に「さくら号」Nt300は人気車両!

 

 北河内駅の路面の写真です。  北河内駅のプラットホームの写真です。  北河内駅にある開通50周年の記念碑の写真です。 

撮影者のコメント

  線路の向こうには美しい山々がそびえる風景。平成22年には岩日線開業から50周年を迎え、市内でも歴史ある鉄道

 

 北河内駅の駅舎にあるツバメの巣の写真です。  

撮影者のコメント

  集落内のトンネルの中で、街ではあまり見ないツバメの巣とヒナを発見。これはイワツバメの巣。海岸や山の岩場などに泥や枯れ草を用いてお椀状の巣を作るのが特徴。トンネル内には、この巣がたくさんあり、まるでツバメのアパートでした。

6 南桑

 南桑付近の山沿いに敷設された清流線と錦川の写真です。  

撮影者のコメント

  錦川中流域 国道187号線の美川町南桑付近では、錦川にそって清流線が並行して走る。桧、杉のほとんどが林業の営みとともにある風景。南桑駅は春は桜並木、秋には紅葉が山を彩る。

 

 石童山から眺望される清流線と錦川と国道187号線の写真です。  

撮影者のコメント

  清流線と錦川、国道187号が整列した美しい風景も。石童山付近より。

 

 南桑の店に貼られている地元名産の広告物の写真です。 

撮影者のコメント

  美しい風景あります!

 

  清流線車窓から見た南桑の斜張橋の写真です。  錦川の南桑に架かる斜張橋付近で鮎を釣る人の光景です。  清流線と南桑の集落を結ぶ斜張橋の写真です。  

撮影者のコメント

  錦川の豊かな水の流れ、青々とした山なみ、赤瓦の集落の中にそびえ立つ白い斜張橋が印象的な集落。河原には、長い竿をかかげた釣り人の姿。

7 根笠

 釣り人用の木の川船の写真です。  

撮影者のコメント

  無造作に川の近くに置かれた川船たち。今は釣りのためだろうが、かつて物資の輸送のため上流から河口まで多くの川船が行き交った、錦川の歴史を思い出させる風景である。

 

 根笠駅のプラットホームの写真です。  

撮影者のコメント

  清流線の”うちがたの駅” ホームには持ち込みチェアーが置いてある。「どうぞ座ってゆっくり待ってくださいな」という思いやりが見える。

 

 根笠駅前の広場の写真です。  

撮影者のコメント

  清流線の駅前に数台の車が駐車されてる。きっとここから乗車して、どこかの街へ通勤をされる人もあるのかな。

8 河山

 錦川でラフティングを楽しんでいる光景です。  

撮影者のコメント

  変化に富んだ錦川の流れでラフティングを楽しむ人たちの姿も・・・

 

 錦川の河山付近で鮎釣りを楽しんでいる光景です。  

撮影者のコメント

  錦川の流域のあちこちで、それぞれの場所での川の中の環境と鮎の動きを知っている釣り人たちが鮎を釣る様子も見られる。

 

 清流線と河山の集落の写真です。  鉱山で栄えた集落を今に伝える河山駅にある鉄道の遺構の写真です。  

撮影者のコメント

  鉱山で栄えた集落。かつて貨物ヤードのあった分岐駅の名残として、駅構内には鉄道遺構も。今では猫の休憩所のようだ。

9 柳瀬

 小川の傍にある民家の石垣に咲く赤い花の写真です。  

撮影者のコメント

  集落内では、人々の営みや集落の文化を感じさせる小さな資源もたくさん見つけることができる。

 

 集落の畦道に生える芭蕉の木の写真です。  

撮影者のコメント

  祭りの時、お寿司に使ったであろう芭蕉の木の存在がかつてここでの暮らしの名残を感じさせている。

 

 柳瀬付近の錦川で鮎釣りを楽しむ釣り人の写真です。 

撮影者のコメント

  錦川の流域のあちこちで、それぞれの場所での川の中の環境と鮎の動きを知っている釣り人たちが鮎を釣る様子も見られる。

 

 集落側から見た清流線唯一の踏み切りの写真です。  錦川から見た清流線唯一の踏み切りの写真です。  柳瀬という集落名の記している踏切の写真です。  

撮影者のコメント

  清流線の上流域で、ここだけしか見られない踏切! まちなかでは気にならないものがここでは面白い。

 

 集落を流れる小川と畦道の写真です。  畦道を上った先の集落の民家の写真です。  畦道を上った民家の傍にある畑の写真です。  

撮影者のコメント

  集落の細い路地では、川を眺めながら涼のとれる特等席、ちょっとした畑、暮らしを彩る花々、沢沿いの手すりなど、斜面地に暮らす人々の日常の中のほっとする生活の匂いが感じられた。

 

 国道187号線から見た錦川と集落の写真です。  

撮影者のコメント

  錦川に面して山すそに広がる集落

10 広瀬

 お地蔵様の傍に咲く花の写真です。 

撮影者のコメント

  集落内では、人々の営みや集落の文化を感じさせる小さな資源もたくさん見つけることができる

 

 錦川で釣れた鮎の写真です。 

撮影者のコメント

  清流錦川の川底に生えている苔を食べる鮎。きれいな苔だからこその美味しい鮎。

11 錦川清流線の車窓から

 清流線車窓から見た路面と錦川の光景です。  清流線車窓から見た大きく蛇行した錦川の光景です。  清流線車窓から見た路面と錦川の光景です。 

撮影者からのコメント

  川沿いを走る清流線に乗ると、蛇行を繰りかえす錦川の様子を目にすることができる。下流に行くにつれ、蛇行
部の河原の広がりも大きくなる。錦川第二発電所付近では、洪水に対する先人の知恵と工夫の証である「沈水橋」
が、今も現役で使われている。

12 変化に富んだ錦川

 広瀬入口付近、大きな川石があり、所々川底が深い箇所があります。  根笠付近の錦川、山々や河原の木々を縫うように流れている光景です。  南桑付近、きれいなコバルトブルーが見られる錦川の光景です。 

撮影者のコメント  左:広瀬入口付近 中央:根笠駅付近 右:南桑駅付近

  コバルトブルーの清流。瀬と淵で深さで色が変わり、1本の川の流れの中にグラデーションの美しさがある。

 

 須川の断層の写真です。  広東付近、大きな川石に弾かれながら勢いよく流れる錦川の光景です。  北河内付近、川幅が広くなり、ゆったり流れている錦川の光景です。  錦見付近、葦が生えた浅瀬を流れる錦川の光景です。

撮影者のコメント  左:須川 左2番目:道の駅ピュアラインにしき付近 右2番目:北河内付近 右:錦見付近

  錦川の風景は変化に富んでいる。下流域では、広い川幅で大きく蛇行しながらゆったりと流れる。上流にあがる
につれて、ごつごつした岩盤の中を狭い川幅で勢いよく流れる。ひとつとして同じ景観はない。

13 府谷

 納谷に納められている農機具の写真です。  田植えがされたばかりの田んぼと奥にある新緑の目立つ里山の光景です。  田植えがさせたばかりの田んぼと草刈された畦道、奥側には緑豊かな里山の光景です。 

撮影者のコメント

  初夏には蛍が舞う府谷の田園。水がはられ田植えがされた水田と丁寧に維持されている畦道、納谷には農機
具。山間の田園での人々の営みがつくりだす美しい風景がある。

 

 菜の花で蜜を吸うミツバチの写真です。  水をはった田んぼを泳ぎ回るおたまじゃくしの写真です。  集落の中心にある釣鐘矢倉の写真です。 

撮影者のコメント

  アザミ等の野花、蜜を吸うハチ、水の中にはたくさんのおたまじゃくし。農村の暮らしは、多様な生き物とともにあ
る。

 

 集落の神社の急で長い参道の写真です。  集落の中心にある神社を覆う鎮守の森の光景です。 

撮影者のコメント

  大きな木々からなる鎮守の森。近づくと荘厳な雰囲気を醸し出す緑のトンネルの中に長い長い階段。ここには集
落を見守ってくれている神様がいるんだろう。

14 本郷

 旧本郷村役場の歴史ある木造庁舎の写真です。  集落の中心にある寺の境内の写真です。  

撮影者のコメント

  本郷は歴史あるシンボリックな建物が今もちゃんと使われている、すごい町。映画のロケ地に最適だと思う。

 

 集落のメインストリートの傍をきれいな水が流れる水路の写真です。  建物が連なる裏側を流れる小川の写真です。 

撮影者のコメント

  通りの軒下には豊かな水が流れ、裏には川へ下りる階段がある。この町には錦川の支流である本郷川等の自然
を暮らしに活かした、人々の営みが風景である。

 

 本郷村と記したマンホールの蓋の写真です。  

撮影者のコメント

  排水マンホールの「蓋」に残る「旧本郷村」

 

 ユニークな窓の形をした民家の写真です。  土地の形に合わせて緩やかにカーブするお寺の白壁の塀の写真です。  寺の白壁の塀の瓦のしゃちほこの写真です。 

撮影者のコメント

  建物の窓のデザイン、瓦のしゃちほこ、土地の形に合わせて緩やかにカーブする白壁の塀など、この町の人々
の粋さ、お洒落さ、職人さんの技術の高さに、感動を覚えます。

15 集落に流れる沢や小川

 本郷の集落を貫くように流れる川の光景です。  広瀬の民家の隣を山から流れる小川の写真です。  集落と清流線の下を山の水が流れている光景です。  傾斜地に建つ民家や小道の間を縫うように流れる沢の光景です。

撮影者のコメント  左:本郷 左2番目:広瀬 右2つ:柳瀬

  山間地の集落には、沢や川等、水の流れる風景がある。斜面の上の方では小さな沢がちょろちょろと路地の中をくだり、川に近づくにつれ水量も増え、川へと流れ込む。
  普段、静かな沢や川も、雨の後は、ごぉごぉと音を響かせる風景となる。


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