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「学校再開」における市長・教育長メッセージ

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月30日更新

「学校再開」における市長・教育長メッセージ

保護者の皆様におかれましては、全国的に新型コロナウイルスの感染がなかなか収束に向かわない中での、小・中学校の学校再開について、何かと不安な思いをお持ちの方もおられると思いますが、本市においては5月7日(木曜日)から、市内小・中学校において、段階的に教育活動を再開することといたしました。

国の「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」では、「地域において感染者が出ていない場合や 地域における感染経路がすべて判明していて学校関係者とは接点が少ない場合などには学校の臨時休業を実施する必要性は低い」と示されています。

本市においては、4月11日・12日に新型コロナウイルス感染者が確認されましたが、濃厚接触者や感染経路について判明しているとともに、その後、新たな感染者が確認されていないことから「感染拡大警戒地域」には当たらないと考えられ、市内小・中学校において感染拡大防止策を徹底した上で、学校を再開することが可能であると判断いたしました。

この度の学校再開の判断にあたっては、「子供たちの心のケア」と「学力保障」を重要な課題であると捉えました。臨時休業が長期に及ぶ中、学校で勉強ができない、思うように外に出られない、友達に会えないなど、子供たちを取り巻く環境は、大きなストレスと不安を与えるものであったと考えられます。また、各家庭内での個別の学習が基本となる中、子供たちの学びを保障していくことも、大きな課題となってまいりました。

このような状態が、出口の見えないまま長期化することは、子供たちの健やかな成長にとって、大きなマイナスとなることは間違いありません。「臨時休業を継続するべきだ」「登校させるのは心配だ」という御意見があることは、当然承知しているところですが、この困難な状況だからこそ、子供の成長を支える我々大人が、知恵を絞り、力を合わせることで、子供たちの学校生活を取り戻すための努力が必要だと感じております。

3月3日の全国一斉休校からおよそ2ヶ月もの間、子供たちは我慢をしてきました。今度は、私たち大人が子供たちの声に耳を傾け、子供たちの笑顔のために、安心・安全な学校生活を送ることができるよう、家庭・地域が一致団結して感染防止に努めることが、真のコミュニティ・スクールだと捉えています。

学校再開後は、各学校において、いわゆる3つの「密」、密閉・密集・密接が同時に重ならないよう、教室の換気、うがい・手洗いの指導、児童生徒・教職員のマスク着用など、徹底してまいります。また、保護者の皆様にも、毎日登校前の検温と体調確認、マスクの用意など、御苦労をおかけすることとなりますが、御協力をお願いいたします。

この度の学校再開の決定は、総合的に子供たちのことを思っての判断であることを、どうか御理解いただきますようお願いいたします。

岩国市長 福田良彦
教育長 守山敏晴